中性子星の合体

皆さんもご存知のとおり、今年のノーベル物理学賞は、重力波の直接観測に貢献した3人に贈られました。

米国の重力波観測施設LIGOでの初の重力波観測は、ブラックホール合体時の重力波の観測でした。
その後、つい先日にはとうとう中性子星合体による重力波の観測に成功したとのこと。
これも史上初の快挙です。
これを受けて、すばる望遠鏡が光(可視光と赤外線)観測を行い、重力波発生源の電磁波観測成功という素晴らしい成果も出ました。
さて、中性子星の合体による重力波発生について、いくつかSPとして制作済みです。
 

重力波(中性子星)


 

中性子星の合体


(波形グラフ提供:京都大学基礎物理学研究所 特任准教授 木内建太様)
 
また、本格稼動が待たれる日本の重力波観測施設KAGRAについても用意しています。
ご興味があれば是非お問い合わせください。
 

KAGRA – 紹介用映像


 

KAGRA – 観測の仕組み


 
最後に余談ですが、日本のTVニュースにおけるノーベル賞報道をできる限り観ましたが、どのような功績に対して賞が贈られたのかよりも、日本人が受賞したか否かにしか興味がないような報道が大半で、甚だ残念でした。
研究対象なり成果なりをもっとしっかり紹介するべきだと思いました。

そのあたり、まさに科学館やプラネタリウム館が先頭を切ってやっていく必要があるなぁと……この仕事に携わる一人としての感想です。