ベテルギウスの最期
番組タイトル: 「ベテルギウスの最期」
対象: 小学中学年~一般
再生時間: 本編21分
ジャンル: サイエンスノンフィクション、単発対応
声の出演: 父親/滝 知史 娘/稲川 英里
ベテルギウスで知る星の最期
冬の夜空に堂々と輝くオリオン座。その左肩をオレンジ色に彩る星が、まもなくその最期を迎えようとしています。
その星の名は「ベテルギウス」。
この星の最期は「超新星爆発」と呼ばれる大爆発となります。現代の科学の目はその瞬間を逃さず、私たちに“星の死”を告げることになります。一つの星の死は、新たな星や生命体の始まりでもあります。近い将来、私たち人類は超新星爆発のまばゆい輝きと、ベテルギウスを失ったオリオン座の姿を目にすることでしょう。
番組ではベテルギウスの驚くべき姿や、超新星爆発の様子をリアルなCGでご覧いただけます。
ベテルギウスの真の姿
赤色超巨星「ベテルギウス」。その大きさは、太陽直径の約1000倍にもなり、仮に太陽とベテルギウスとを置き換えると、木星の軌道あたりまでを飲み込んでしまうほどの大きさです。さらに、近年の観測結果によれば、ベテルギウスは完全な球体ではありません。一体どのような形をしているのでしょうか?
超新星爆発が引き起こされるプロセス
恒星は水素などの恒星内部の元素を燃料として光と熱を放出し輝いています。赤色巨星は、その燃料が少なくなった年老いた星で、最期は「超新星爆発」を起こして一生を終えます。それでは、一体どのようにして超新星爆発は引き起こされるのでしょうか。また、一体何が爆発の引き金を引くのでしょうか。
爆発の衝撃・破壊力 その時、地球は大丈夫か?
超新星爆発の破壊力は想像を絶するものがあります。本作品では、その爆発の破壊力を超新星から10光年離れた位置にある架空の惑星系でのシミュレーションにより再現します。もしも地球に似た惑星があった場合、どのような影響を受けるのでしょうか。また、ベテルギウスから640光年離れた地球は、ベテルギウスの超新星爆発によって影響を受けるのでしょうか。
ベテルギウスはいつか必ず爆発する
天文学者は近い将来ベテルギウスが超新星爆発を起こすことをほぼ確実視しています。爆発が起こったら、有史以来、地球に最も間近な超新星爆発となります。その時、夜空はどうなるのでしょうか。そして、爆発後のベテルギウスはどうなってしまうのでしょうか。
爆発は事前に予測できる
ベテルギウスが爆発すると、目に見える光だけでなく目に見えない物質も地球まで到達します。その見えない物質を観測している施設の一つが日本にあるスーパーカミオカンデです。この観測により、科学者は爆発が起こる少し前に爆発を知ることができます。一体何を観測すれば爆発を事前に知ることができるのでしょう。
企画・製作・著作/山梨県立科学館
制作・配給/合同会社スターライトスタジオ