ボイジャー太陽系脱出!

番組タイトル: 「ボイジャー太陽系脱出!」

対象: 小学低学年~一般

再生時間: 本編18分

ジャンル: サイエンス・単発対応

ナレーター: 小野 大輔(声優)

 
トレーラー

    現在もなお、遥か遠い宇宙を旅する探査機の軌跡

    「木星や土星間近で観測したい」
    「望遠鏡を使っても光の点にしか見えない天皇星や海王星の姿を見てみたい。」
    そんな私たちの願いを乗せ、1977年に打ち上げられた双子のボイジャー探査機。

     
    “航海者”の意味を持つボイジャーは、4つの惑星と数々の衛星探査を成功させ、
    更に“太陽系の果てを探る”というミッションを与えられました。
    人類が打ち上げた人工物として唯一、太陽系の外へと旅立つボイジャー。
    戻らぬ旅の前に、私たちに残した1枚の写真とは?
    「ボイジャー太陽系脱出!」は、そんなボイジャーたちの旅路を丁寧に描いた番組です。

     
    ■ ボイジャー計画
     “ボイジャー計画”とは、太陽系の外惑星および太陽系外の探査を目的とした計画。
     惑星配置の関係により、木星・土星・天王星・海王星を連続的に探査することが可能だった
     1977年夏に実行され、無人探査機ボイジャー1号・ボイジャー2号が打ち上げられました。

     
    ■ ボイジャーが明らかにした惑星や衛星たち
     ・木星…大赤斑を間近で観測しその変化を鮮明にとらえる。衛星イオに活火山発見。
     ・土星…土星の輪の詳細。衛星タイタンに地球のような大気の発見。
     ・天王星…環が初めてとらえられ、横倒しで自転していることを発見。
          衛星ミランダの不思議な姿の撮影。
     ・海王星…初めて人類がその姿を認識。衛星トリトンに氷の火山があることを発見。

     

    太陽系の果てを探す

     どこまでが太陽系なのか、それを探るのもボイジャーに与えられたミッションでした。
     太陽系とは太陽風が届く範囲、つまり星間風と太陽風の境目が太陽系の果てです。
     次第に遠ざかっていく太陽と、刻む年月。
     打ち上げから35年経過した2012年8月25日、ボイジャーはその時を迎えるのです。

     

    太陽系ファミリーポートレート

     ボイジャーが撮影した実際の写真を使うことで当時の感動を体感し、
     そこにリアルなCGを合わせることで、ボイジャーが惑星を訪れる様子を再現しています。
     中でも最後に送られてきたメッセージ、1枚の写真「太陽系ファミリーポートレート」は、
     ボイジャーがまるで地球を懐かしむような、太陽系全てをとらえた1枚になっています。

                                  
    企画・著作/大阪市立科学館
    制作・著作・配給/合同会社スターライトスタジオ